チーズアートフロマジェコンクール2023
International Cheese Art Fromager Competition
国際チーズおもてなし最優秀選手権大会
チーズアートフロマジェコンクールは、おもてなしする相手を想定してチーズの作り手の製造美を活かし、味わいの創造性を最大化する競技会です。国際チーズ競技の多くはチーズに対する創造性を試されるコンクールですが、本コンクールは、おもてなし文化を持つ日本の美意識から生まれた世界初のチーズの『おもてなしコンクール』エディブルアートエンターテイメントです。
国内外のナチュラルチーズ業界において、チーズアートという「美味しく食べるための理論」を独自文化として確立しました。それに伴い、CAFAJのチーズアート文化における創造的可能性 (知識と技術)を、国際
舞台に展開する時期を迎えました。CAFAJの提唱する美味しく食べる
ための理論である「チーズアート」を軸に「味≒官能性、彩≒審美性、
美≒実用性」を競う世界初の『おもてなしコンクール』エンターテイメント競技です。
2023年からのフロマジェジャパンについてのご報告
これまでのフロマジェジャパン 日本最優秀フロマジェ選手権大会(以下、国内大会)はConcours Mondial du meilleur fromager 2023(フランス大会)(以下、フランス大会)の代表選考会という位置づけでしたが、2023年より日本独自の「チーズアートフロマジェコンクール」と「代表選考会」に分けて開催する運びとなりました。
日本チーズアートフロマジェ協会(以下CAFAJ)の教養文化は、国際コンクールや国際品評会において目覚ましい実績を世界に刻んできました。フランス世界最優秀フロマジェコンクール選考会出場、および、チーズ世界博ソワレ用巨大プラトー制作を担当し、各国から独自の文化であることを関心され、国内外のナチュラルチーズ業界で新しい文化を確立してきました。また、スイスチーズアワード国際品評会の審査委員枠を獲得し、協会の有資格者から審査員を選抜して参加すると、会場の品評審査委員たちから教育の高さを称賛されています。
それに伴い、世界に通用するCAFAJのチーズにおける創造的可能性 (知識と技術)を国際舞台に展開する時期を迎えました。これまでは、世界大会の選考会として国内大会を開催していましたが、各地で行われる国際コンクールやチーズ品評会の審査員の推薦者を決める「選考会」と、国際社会に開けたチーズアートを競技する「チーズアートフロマジェコンクール」に分けて開催することになります。
「チーズアートフロマジェコンクール」は、CAFAJの提唱する美味しく食べるための理論である「チーズアート」を軸に「味≒官能性、彩≒審美性、美≒実用性」を競うコンクールとなります。また、CAFAJ独自のコンクールを行うことで国際大会への出場を意識せずに出場が出来るようになり、出場者枠を広げる構造としました。2023年から始まる日本で開催予定の「第一回チーズアートフロマジェコンクール」は、CAFAJの特徴であるチーズアートをより意識した大会で、世界初のエディブル(食べられる)チーズコンクールになります。
「代表選考会」は、世界各国で行われる大会やチーズ品評会の審査員の個別選考会とすることで、国際舞台での挑戦をしたい方に対象を絞ることができ、選考会から選考会後に行われるCAFAJ特別トレーニングまでの全体を意識して出場して貰います。 その背景には、フランス世界最優秀フロマジェコンクールの日本人選抜枠は、世界で対等に戦える実力者を送ることを前提に委任を受けています。また、チーズ品評会の審査員枠は各国の審査員と対等に審査できることを前提に推薦枠を頂いています。本選考会で選ばれた代表者はCAFAJの大会およびチーズ品評会向けのトレーニングを受け、世界に通用する知識と技術を体得してコンクールやチーズ品評会に出場をして頂きます。選抜者には、世界に通用する技術提供を行なうCAFAJ特別トレーニングに対する意識と価値を十分に踏まえると共に、代表者としての品位を持ち、CAFAJの活動に貢献しうる人として参加して頂きたいと活動方針を固めました。
日本チーズアートフロマジェ協会は、フロマジェジャパンを通して、国際社会に開かれた時代を築く確かな歩みを重ね、更に乳製品の販売促進やサービス産業の貢献に邁進していきます。ぜひ、みなさまと共に、新しい時代を創っていきたいと思います。
一般社団法人日本チーズアートフロマジェ協会
フロマジェジャパン実行委員長
International
Cheese Art Fromager
Competition 2023
国際チーズおもてなし最優秀選手権大会
International Cheese Art Fromager Competition 2023
チーズアートフロマジェコンクール2023
Announcement of competition results
コンクール結果発表
Thank you very much for all the support in the first part, and for the many people who came to the second part! The results of the competition are as follows.
第1部ではたくさんのご声援を、そして第2部ではおおくの方々のご来場をいただき、誠にありがとうございました!コンクールの結果は以下の通りです。
1st prize (1位)Rumiko HAYAKAWA / 早川るみ子(写真中央)
2nd prize(2位)Ryuji UEDA / 植田良二(写真左)
3rd prize (3位) Kouzo KAWASHIMA / 川島考造(写真右)
International
Cheese Art Fromager
Competition 2023
Congratulations to all the winners!
入賞の皆さまもおめでとうございます!
Super Jury Members
審査委員メンバー
この大会は、チーズの魅力と「おもてなし」の文化を共有する特別な機会です。私たちは、国際的な視点と共に、異なる文化や背景を持つ皆さまからの貴重なご意見を取り入れるため、海外で活躍している方に審査員を協力いただきました。
This competition is a special opportunity to share the charm of cheese and the culture of omotenashi. In order to incorporate valuable opinions from people with different cultures and backgrounds as well as an international perspective, we asked people who are active overseas to cooperate with the judges.
Fromager Japan
executive committee
chairman
Toshiharu Kaneko
Fromager Japan
executive committee
Miyuki Murase
決勝ファイナリスト
(五十音順)
予選では多くのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
決勝ファイナリストを選考する際に、今回のコンクールの審査基準である、おもてなしをする相手を想定し「味≒官能性、彩≒審美性、美≒実用性」を備えているチーズプラトーに仕上がっているかを、下記の点において審査いたしました。
1. 規定通りのサイズで創作されているか。
2. 取りやすさがあったか。
3. カットの創意工夫とバリエーションがあるか。
4. 副食材や什器に頼らずに、チーズが主役になった工夫がされているか。
5. それぞれのチーズは、エディブルアートになっているのか。
厳正な審査の結果、ファイナリスト6名が決定いたしました。
一面 詩季
京都府在住
京都のチーズ屋さん プチシャレ 勤務
パティシエ
私はチーズが大好きです!
合わせる食材やカットの方法でさまざまな表情を見せてくれるチーズの魅力を1人でも多くの方に知っていただきたいです。
苦しかったコロナ時代が明けた今、これからの明るい未来に向けて日本の素晴らしいチーズを世界に発信できるよう、チーズアートでその魅力を表現していきます。
日本のチーズ業界をさらに盛り上げていけるよう頑張りますのでよろしくお願いします!
川島 考造
群馬県在住
チーズを愛するWine&Bar Jerez
オーナー
チーズは、お酒の場でもお食事の場でも、昼夜も人数も問わず、種を変え形を変え、常にテーブルに彩りを与えてくれる「最高の名脇役」。そんな、愛してやまない名脇役が主役になる場所、「チーズアートフロマジェコンクール」。本日は集まった最高の主役たちと共に、お客様に「美味しく!楽しく!!」おもてなし致します。明日より、もっと笑顔でもっとチーズを好きになってお過ごし頂けたら幸いです。
CAFAⓇフロマジェ
CAFAⓇチーズエキスパート
井原 道子
長野県長野市在住
株式会社ハトヤ酒店 取締役
SAKEとチーズ「Baraka」経営
私はチーズについてまだまだ勉強中ではありますが、チーズに対する熱い想いはあります。この熱い想いをチーズアートにぶつけて、少しでも多くの方々にチーズの素晴らしさを知っていただき、喜んでいただけるような作品を作り上げられるよう頑張って挑戦したいと思います。
CAFAⓇフロマジェ
CAFAⓇチーズエキスパート
早川 るみ子
千葉県在住
ハヤカワ歯科 歯科医師
コロナ渦が少しずつ落ち着いて、やっと自由に飲食する機会が増えました。私も大好きなチーズを求めて、特に国産チーズの魅力を少しでも多くの人に知っていただきたいと、この機会に参加できた喜びを感じています。日々の生活の中でチーズを食べる時、決勝当日に出会ったチーズがとりどりの副食材と共に、皆様の心の中に残るものとなっていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
CAFAⓇチーズアート認定講師
CAFAⓇフロマジェ
CAFAⓇチーズエキスパート
植田 良二
大阪府在住
Cheese Dining ItaRu
オーナーシェフ
私は飲食業界に携わって約30年になります。そして常に心がけている事はお客様に「美味しかった」「楽しかった」と喜んでもらうことです。その“おもてなし”の心で仕事をしてきた経験を活かして、皆さんに楽しんで頂けるような大会にしたいと思います。その為にも先ず私自身が一番楽しんで挑みたいと思います。
CAFAⓇチーズアート認定講師
CAFAⓇフロマジェ
CAFAⓇチーズエキスパート
山本 雄太
山口県在住
株式会社トクヤマ 開発職
多様性に富み高い精神性を有する日本文化は消滅しかけています。伝統工芸品の展示を見に行き、一流の日本料理で食事をすることを通じて、日本文化の素晴らしさに気付きました。高校生の時にセル・シュ一ル・シェールを食べて以来、250種類を超えるチーズを食べてきました。チーズの可能性を広げることに挑み、チーズと日本文化の魅力を世界に伝えることが使命です。技量を尽くし、美味しく楽しく面白いプラトーを作って参ります。
CAFAⓇフロマジェ
CAFAⓇチーズエキスパート
開催概要
チーズアートフロマジェコンクールは、おもてなしをする相手を想定し、チーズの味わいや彩り、そして実用性を審査基準として掲げています。審査基準は、味わいを楽しむ「官能性」、目で見て楽しむ「審美性」、そして食卓で実際に使える「実用性」の3つに分かれています。これらの基準に沿ったチーズアート作品が求められ、出場選手による多彩なアート作品が集まります。
世界で初めてこのような『おもてなし』基準を取り入れた大会であることを誇りに、世界中の人々に魅力的なチーズアートを紹介していきます。
■コンクール名
チーズアートフロマジェコンクール2023
(International Cheese Art Fromager Competition 2023)
■日時
2023年6月17日(土)
第1部: YouTubeライブ配信のみ
第2部: 会場 銀座松竹スクエア2階 シュマッツ
■当日スケジュール
【決勝第1部 (10:30~13:10)】
10:30~10:35 オープニング 第1部スタート 配信スタート
10:35~11:05 1-A 教養テスト
11:15~11:35 1-B 味覚テスト
11:45~12:15 1-C プレゼンテーションテスト
12:25~12:55 1-D アーティスティック カット精度テスト
12:55~13:10 1-E アーティスティック マリアージュテスト
【決勝第2部 (17:15~20:00)】
17:00~17:15 受付開始
17:15~18:35 2-A アーティスティック プラトー制作
18:35~19:00 写真撮影&インタビュー
19:00~19:45 チーズアートパーティー
*各選手のチーズプラトーを会場でサービス
19:45~20:00 表彰式 集合写真
■決勝第2部会場 銀座松竹スクエア
〒104-0045 東京都中央区築地1丁目13−1 2階 シュマッツ
コンクール課題&
テーマ
決勝第2部の課題「アーティスティック プラトー」のテーマは
「DESERT:デザート」
まさに食べられるアートを代表するテーマです。
美味しさを表現するのに相応しいテーマとなり、ご参加される方々も分かりやすいテーマに、心寄せるのではないかと考えました。シンプルな表現ゆえに、選手の方々も楽しんで考察できると思います。
■課題
【決勝第1部:課題】
1-A 教養テスト
・チーズに対する総合知識力を試します。
・パネル解答形式。10問
1-B 味覚テスト
・チーズの種類、状態、熟成期間など、様々な角度で鑑評技術を図ります。
・チーズのブラインドテイスティングによるパネル解答形式。4問
1-C プレゼンテーションテスト
・チーズに対するプレゼンテーション力を図ります。
・テーマ:日本のチーズ
・日本語でスピーチ、制限時間3分。
・選手は約200gのチーズを用意。
1-D アーティスティック カット精度テスト
・カットの精密さと美しさを図ります。
・チーズを同じ形状、同じサイズで10個以上にカットし、スタイリングすること。
・1-Dのスタートから30分後までに提出。
・使用チーズ:コンテ約500g *大会本部より支給
1-E アーティスティック マリアージュテスト
・チーズの味を最大限に活かした味のコンビネーションを図ります。
・黒スレート(25x25㎝)1枚に6人前を制作。(副食材は3つまで)
・1-Dのスタートから45分後に提出。
・使用チーズ:パルミジャーノ・レッジャーノ約200g *大会本部より支給
【決勝第2部:課題】
2-A アーティスティック プラトーテスト
・テーマ「DESERT:デザート」
・テーマに沿って、80㎝×80㎝角内に立体的なチーズプラトーを制作すること。
・カットのスタイル・形式:ブロックで残さず、すべてカットすること。
・チーズは調理するのではなく、カットしたチーズそのものをスタイリングすること。
・副食材の提案は、チーズの脇に一緒に盛りつけた提案とすること。
・制限時間80分。
・8種のうち6種は、日本チーズを使用。*大会本部より支給
・8種のうち2種は、選手セレクトのチーズを使用。*選手自身が用意
※審査基準は、おもてなしをする相手を想定し「味≒官能性、彩≒審美性、美≒実用性」を備えていることを図ります。
■コンクール名
チーズアートフロマジェコンクール 2023(第4回 日本最優秀フロマジェ選手権大会)
(International Cheese Art Fromager Competition 2023)
■日時
2023年6月17日(土)
第1部: YouTubeライブ配信のみ
第2部: 会場 銀座松竹スクエア2階 シュマッツ
※この度、政府が新型コロナウイルス感染症の位置付けを5月8日より、現在の2類相当から5類に変更する方針を決定したことを受けて、「チーズアートフロマジェコンクール」の日程を6月17日(土)に変更して、開催する運びと致しました。
旧日程:4月29日(土) → 新日程:6月17日(土)
■当日スケジュール
【決勝第1部 (10:30~13:10)】
10:30~10:35 オープニング 第1部スタート 配信スタート
10:35~11:05 1-A 教養テスト
11:15~11:35 1-B 味覚テスト
11:45~12:15 1-C プレゼンテーションテスト
12:25~12:55 1-D アーティスティック カット精度テスト
12:55~13:10 1-E アーティスティック マリアージュテスト
【決勝第2部 (17:00~20:00)】
16:30~17:00 受付開始
17:00~18:20 2-A アーティスティック プラトー制作
18:20~18:45 写真撮影&インタビュー
18:45~19:45 チーズアートパーティー
*各選手のチーズプラトーを会場でサービス
19:45~20:00 表彰式 集合写真
■決勝第2部会場 銀座松竹スクエア
〒104-0045 東京都中央区築地1丁目13−1 2階 シュマッツ